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The World Community for Christian Meditation
+ 神が人間の感情の中でも最高のそして最小のものを気にとめておられることが、イエスの祈りに関する最も感動的なたとえ話の中に証されています。ルカによる福音書(11章)で、イエスは次のように言います。もし真夜中にたたき起こして、パンを少し貸してくれという友人がいたとしたら、最初は「勘弁してくれよ」と追い返すかもしれない。しかし、やがて、その友達の求め方があまりに「臆面もない」あけすけなものであるために、最後には起き上がっていって、その友の求めているものをすべて与えることになるだろう。「そこで私は言っておく。求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。たたきなさいそうすれば扉は開かれる。」 だから私たちは、祈りが、自分の時間の浪費ではないし、また、神の時間の浪費でもないのだと確信できます。また、瞑想は、神にとっても価値あるものであるが故に私たちにも貴重なのだと確信できるのです。そして、愛は気遣いますから、瞑想は神にとって意味を持つのです。私たちの日々の必要とそこで受ける傷は、大いに重大な問題なのです。それは結局、私たちのより深いところで生涯かけて展開される、恐怖からの癒しと解放と同じ重みがあるのです。イエスは、このもっとも人間的な宇宙の秘密を言い表すのに、単純で子供じみたお話を選びました。そのため、その神秘は鋭く微妙に伝わるのです。 しかし、それが微妙であるため、容易に誤解が生じるかもしれません。祈りは聞き届けられるという確信は、私たちの絶望、迷信、強欲のために、単なる物質主義や魔術へと落としこめられるかもしれません。そうなってしまうと祈りは、私たちの本性の完成、そして必要の満たしではなく、ただの欲望の満足に堕してしまいます。このお話に感じられるユーモアがその素朴で、しかも深淵な意味にいたる鍵なのです。臆面もなく、あからさまに助けを求めれば必ず聞き届けられるということです。 瞑想にはある種、臆面のないところがあります。「不可知の雲」は瞑想を神の前に裸でいることとしきりに述べます。そしてマントラは、心の扉を着実に絶え間なくノックするようなものだと。私たち自身の臆面のなさに潜むユーモアがわかるように、このことが理解できると、私たちの精神世界そして神との関係は、厳粛なものでなければならないという重苦しい強迫観念が取り除かれます。宗教的律法主義の冷淡な無機質さの中にある限り、私たちは謙虚なものとはなりえないのです。なぜなら<略>自分自身を笑い飛ばすことすらできないからです。笑うことのできないものは悪鬼(原語 a devil)となります。 祈りのエッセンスは、私たちの自己本位な世界観からはかけ離れたところにあるのですが、しかし同時に祈りは私たちの日々の自己中心主義と大いにかかわりを持つものでもあります。瞑想の成果は、自己中心主義から次第に解放される所にあります。その成果を体験する中で私たちは、祈りは、その本質においては、色々な物を祈り求めることではなく、自分を、日々の必要や受ける傷を神の御前に、神の愛の御手の中に委ねることであるとわかるのです。
それで彼は言う。「たとえそこに何の喜びがなくとも、心の中で祈りなさい。何も感じるところがなくとも、何も目に見えるものがなくとも、そうだ、たとえ仮に祈ることなどできないと思うときでも、祈りは必ず益をなすからだ。のどが渇き飢えている時、病に倒れ体が弱っている時、たとえあなたを喜ばせるものがほとんどないにせよ、あなたの祈りは私の喜びである。信じてする祈りはすべて私には尊いのだ。」 _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ _/ この栞はあなたの個人的な使用のためだけに提供されています。(引用される文書は色々な理由で繰り返されることがあります。)将来利用するためにハードディスクに保存してもいいですし、別な機会に読んだり、他の人と共有するためにプリントするのもよいでしょう。 インターネット上の瞑想週会に参加し、emailでこの「瞑想の栞」を受け取りたいという方は、http://form.easyml.com/easyml/meditation-c8.php3 で「キリスト教瞑想会ML」に登録してください。 また、瞑想時の姿勢など具体的な方法論を知りたいという方は、世界キリスト教瞑想会京都グループの日本語ホームページ (http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Lynx/8394/)にお越しください。WCCM現リーダーローレンス・フリーマン神父他の写真いりで、具体的な説明がつけてあります。 アメリカ合衆国ならば Weekly Internet Meditation Group Leader ++++++++++++++++ 日本語のWeekly Readings (瞑想の栞)翻訳・監修責任者: E-mail:blackeagle@earlysummer.org ++++++++++++++++ |